摂食障害で苦しんでいるのは私一人じゃなかった|出版記念セミナーレポート

摂食障害で苦しんでいるのは
私一人じゃなかった
『わが子が摂食障害になったら読む本』出版記念セミナーレポート
拒食・過食・不登校~心のSOSにどうしたらいいの?~2026.7.11 開催
「うちの子、このまま食べなくなったらどうしよう」
「過食が止まらない娘を見ているのがつらい」
「私自身、食べることがうまくいかない」
そんな不安を、誰にも言えないまま一人で抱えていませんか。
書籍『わが子が摂食障害になったら読む本』の出版を記念して、2026年7月11日、リアルセミナーを開催しました。テーマは「拒食、過食、不登校、心のSOSをどうしたらいいの?」。

会場には、遠方から新幹線や飛行機で駆けつけてくださった方、初めて「対面」で悩みを話す勇気を出してくださった方など、たくさんのお母さん・ご本人が集まってくださいました。
この記事では、当日どんなことをお伝えしたのか、そして参加してくださった方々がどんな気持ちで会場を後にしたのかを、アンケートに寄せられた声とともにお伝えします。

7月11日、出版記念セミナーを開催しました
当日は2部構成で行いました。
前半は摂食障害や不登校の「なぜ」を一緒に紐解き、「どうしたらいいのか」対応方法を知るための講座パート、
後半は質問タイムとグループでの交流会です。
会場には、涙を流しながら話を聞いてくださる方、休憩中に初めて会った方々で深く語り合うお姿もありました。オンラインのセミナーとはまた違う、その場の空気や体温を分かち合えた時間になりました。

公認心理師としての経歴と、この本に込めた思い
私自身、これまで公認心理師として、摂食障害で悩むご本人・ご家族と向き合ってきました。
今回の本とセミナーは、目の前で苦しむ子どもを見ながら「何が正解かわからない」と一人で抱え込んでいるご本人・ご家族に、少しでも「あなた、一人じゃない」と「そして、この苦しさから抜け出せる方法がある」と伝えたくて形にしたものです。
セミナー当日、あるアンケートには「行き詰まって、もう娘を治す事は諦めかけていたけれど、藁をもすがる思いでメッセージを送って本当に良かった」という言葉が寄せられました。今、私自身が誰かにとってそういう存在でいられていることに、心から感謝しています。

書かせていただきました
思いがこみあげてしまい、書き終わったのが
当日 朝4:00 でした…汗
セミナーで伝えたこと
当日お伝えした内容の一部をご紹介します。
過食・拒食は「心のSOS」
過食や拒食、自傷行為などの症状は、氷山の一角にすぎません。水面の下には「満たされていない感情」や「言葉にできない困りごと」が隠れています。「困った子」は、実は「困っている子」なのです。

誰にでもある3つのモード
回復のためには、この「安心モード」をどう増やしていくかが鍵になります。
赤モードなんとかしなきゃ/焦り
青モードもう何もできない
緑モード安心・大丈夫
母と娘、よくある関係のパターン
「私が助けなきゃ」「私だけが味方にならなきゃ」——そんな思いが、実はご本人の「つらさをわかってほしい、私を変えないでほしい」という気持ちとすれ違ってしまうことがあります。このすれ違いのパターンを知るだけでも、関わり方が変わってきます。
参加者の方のお声
アンケートで「シェアしてもいい」とご回答いただいた方の声を、一部ご紹介します(個人情報が特定されないよう配慮しています)。

摂食障害と言ってもいろんな状況、それぞれの悩みがあることがわかりました。涙している方が何人もいて、私だけではないんだと分かったら素直な気持ちになれました。

どんなお母さんも本当に辛くて見ていられないけど、どうしてあげたらいいのか分からない、不安の中なんだなぁと思いました。症状は浮き輪であること、浮き輪をなくしたら沈んでしまうことを知りました。

同じように悩んでこの病気と闘っているみなさんと出会えてお話しできたことは、私にとって希望の一歩となりました。

数年前の私のように、摂食障害の知識も理解も何一つわからなかった、今たった一人で摂食障害の娘との日々を送っているお母さんとお話ができたこと。「1人じゃないよ」と、今の私が伝えてあげられたこと。

リアルだろうがZoomだろうが、私にとって安心できると感じる存在であることは変わりありませんでした。それはオレンジ(大橋)さんが、変わらぬ姿勢で向き合ってくださっていたからだと感じます。
参加してわかった「一人じゃない」という安心感
アンケートを読み返して改めて感じたのは、多くの方が「情報」以上に「同じ痛みを知っている人と、同じ空間にいられたこと」に価値を感じてくださったということです。
摂食障害の悩みは、とてもデリケートなため、周りに話しにくく、孤独になりやすいテーマですよね。だからこそ、「私一人じゃなかった」と感じていただけることは、回復の大きな支えになると感じています。
日本各地、遠方からも、(早い方で前日の夜に出発されたかたも…)はるばるお越しいただき、ありがとうございました!

みなさんのこれからも応援しています!

当日アシスタントをしてくれた
しろともさん(左)と高梨みづほさん(右)
よくある質問
- Q次回のセミナーはいつ開催されますか?
-
A直近では、7月29日(水)13:00〜15:00、8月28日(金)10:00〜12:00に「親子過食卒業レッスン」体験会を予定しています。
- Q今回のリアルセミナーに参加できませんでしたが、参加できますか?
-
Aはい。次回のグループ講座体験会はオンライン(Zoom)でご参加いただけますので、遠方の方や当日ご都合が合わなかった方もぜひご参加ください。
- Q子ども本人は参加できますか?
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今回ご紹介する体験会は、 ご家族・ご本人どちらのお立場の方もご参加いただけます。
ただし、親子で一緒に参加されると、お互いに気をつかってしまい、本当に困っていることを話しにくくなることがあるため、お申込みいただいた方お一人のみ のご参加をお願いしております。
- Q個別相談はありますか?
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個別相談は、一般募集が満席となっているため、現在ストップしています。 そのため、体験会にご参加くださった方のみ、ご希望の場合に限り、 個別相談を追加(有料)でお申込みいただけます。
親子過食卒業レッスン 体験会
「何をしてあげればいいのかわからない」「良かれと思ってやったことが、逆効果だったかもしれない」——そんな戸惑いを、一緒に整理していく時間です。家族はどう接したらいいかを、オンラインで学びませんか?
7月29日(水)13:00〜15:00・オンライン
8月28日(金)10:00〜12:00・オンライン
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大橋とも(公認心理師)
摂食障害・不登校など、生きづらさを抱える子どもと、その家族に向けたカウンセリング・講座を行う。著書に『わが子が摂食障害になったら読む本』。
※本記事は個人の体験・感想に基づく内容を含みます。症状や状態には個人差があり、医療的な判断が必要な場合は医療機関の受診をおすすめします。

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